(Seoul=NSP NEWS AGENCY) = 海外建設の名家である韓国の双竜(サンヨン)建設(キム·インス代表理事)が4年ぶりに黒字転換に成功した。
双竜建設は、先月28日に韓国ソウル市松坡区にある本社で開催された「第47期 定時株主総会」で2023年度の財務諸表を承認し、これまでの3年間の新型コロナによる赤字トンネルから抜け出し、2023年に黒字転換を達成したと明らかにした。
2023年度決算結果、売り上げは1兆4430億ウォン、当期の純利益359億ウォン、営業利益318億ウォンを達成した。
黒字転換に関連して、キム·インス代表理事は「グローバルセアグループの編入以降、全社員が心を一つにして体質改善とコスト削減のために努力した実といえる」といい、「これからは、韓国国内外で従来の強みを持っている分野は無論、新再生可能エネルギー等様々な受注と品質の施工等を通じて収益を出す会社として定着させる予定だ」と話した。
双竜建設は、黒字転換の背景として新型コロナの期間中に増加した原価率が韓国国内の住宅および建築の原価率改善に支えられ、大きく節減された点と海外の大型建築現場の請け費用の増額および精算を反映した結果であると説明した。
特に、韓国国内外の現場と本社などの努力に支えられ、会社全体の原価率を約5%程度コストダウンした部分が目立つ。これは、現場と本社での不要な支出を見つけ出して改善し、全社員が利益達成のために努力した結果と見られる。
これと共に、2016年7月から工事を始めたドバイの「アトランティス・ザ・ロイヤル」が新型コロナの影響で約80か月間の工事期間を経て昨年2月、成功裏に完成されて工事費の増額に対する交渉を最終的にまとめた結果も反映された。多くの設計変更と、工事期間が大幅に伸びた影響で工事費用は受注当時の約9000億ウォンから1兆6000億ウォン程度に増加した。
このプロジェクトは、2015年12月当時、双竜建設の筆頭株主であった世界的ソブリン・ウエルス・ファンドであるドバイ投資公社(ICD)が発注し、双竜建設はプロジェクトの主管会社としてベルギーのベシックス(Besix)社と共同で受注した。
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