(Seoul=NSP NEWS) = ロッテ七星飲料の2025年1〜3月期(連結基準)決算は、売上・営業利益ともに前年同期比で減少した。原材料費の高騰や国内の消費心理の冷え込みが大きく影響したとみられる。
開示資料によると、同社の第1四半期売上高は9103億ウォンで、前年同期比2.8%(265億ウォン)減。営業利益は250億ウォンで、同31.9%(117億ウォン)減少した。
同社は「次の四半期にはより良い結果を期待している」とした上で、「社会・経済の混乱が続いた今期は、消費心理の直撃を受けた」と説明している。
また「特に食品メーカーは内需の影響を無視できない」とし、「海外展開の準備は進めているが、短期的に利益を出すのは難しい状況」とも述べた。
セグメント別に見ると、飲料部門(単体基準)の売上高は4082億ウォンで、前年同期比5.4%(231億ウォン)減。営業利益は130億ウォンで、同45.6%(109億ウォン)減少した。ただし、エナジードリンクは11.3%、飲料輸出は7%増と健闘。1Qには「ペプシゼロシュガー」や「タムズゼロ」の新フレーバーを相次いで発売し、ゼロ炭酸トレンドに対応する動きも見せた。上半期には「チルソンサイダーゼロ」の新製品も投入する予定だ。
酒類部門(単体基準)は、売上高が1929億ウォンで前年同期比10.2%(219億ウォン)減少した一方、営業利益は142億ウォンで同12%(15億ウォン)増加。米国や欧州で「スナリ」が健闘し、酒類輸出は5.3%増となった。ノンアルコール市場への対応として「クラウド ノンアルコール」を1Qに投入、4月には「セロ ダレ」と蒸留式焼酎「ヨウル」のリニューアルも実施した。今後は「スナリ レモンジン」や「チョウムチョロム」もリニューアルする予定だ。
グローバル部門では、売上高が3405億ウォンで前年同期比9.4%(292億ウォン)増加したが、営業利益は6億ウォンで同74.2%(19億ウォン)減少した。ロッテ七星は「グローバル・輸出部門はまだ規模が大きくないが、競争力のある商品で収益性改善に取り組む」とし、「グローバルパートナーとの協力強化やボトラー事業拡大により、米国など先進市場での展開も視野に入れている」と述べた。
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